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伊勢半とは

いつの時代も女性を美しく彩るために

文政8年(1825年)、江戸・日本橋で創業した紅製造問屋「伊勢屋半右衛門商店」、通称伊勢半から私たちの歴史ははじまりました。以来180有余年、原点とも言うべき「紅※1」の伝統を守り続けるとともに、時代を彩る化粧品を通して、女性の美しさと輝きを引き出すためのものづくりに邁進してまいりました。人々を驚かせる技術力、探究心、品質の高さにこだわる職人気質など、創業者・澤田半右衛門の「品質向上に向けて創意工夫を重ねる精神」は、今日も伊勢半の遺伝子として社員ひとりひとりに受け継がれています。すべてのお客様の美しさのために、私たちはこれからも創意工夫を重ね、「あしたは、もっと美しく」の理念のもと、新しい価値を創造してまいります。

※1 紅花の花弁から抽出される、わずか1%の赤色色素。化粧料として使用される。

女性を魅了する色彩「紅」

紅とは、紅花の花弁にわずかに含まれる赤色色素のこと。紅花の原産地は中近東・エジプトといわれ、シルクロードを通って中国に伝来、日本には3世紀中頃に半島を経て伝わったと考えられています。いにしえより、日本において「赤」は魔を祓う神聖な色とされ、神事や化粧に用いられてきました。なかでも紅の赤は、女性の通過儀礼や年中行事に使われた特別な色。血の巡りを良くする作用があると信じられていた紅は、女性の体を病気から守る一種の薬とみなされてきたこともあり、染料をはじめ、化粧料や食用の着色料として、出産、雛祭り、七五三、婚礼、還暦など、女性の人生の節目に彩りを添えてきました。紅花によってもたらされる美しい「紅」の彩りは、今なお私達の心を魅了し、時を越えて日本の女性を美しく輝かせ続けているのです。

女性を魅了する色彩「紅」
創業者の思いを今に受け継ぐ、伊勢半

創業者の思いを今に受け継ぐ、伊勢半

かつて、京都を中心に作られていた紅。化粧習慣が一般庶民にまで普及していくに従い、江戸でも作られるようになります。伊勢半が、紅を製造・販売する紅屋として現在の日本橋小舟町に創業したのは、文政8年(1825)、江戸の町人文化が花開いた、江戸時代後期にあたります。初代・澤田半右衛門は、紅小間物問屋で20余年の奉公の後、独立。たゆまぬ努力に試行錯誤を重ねた末、京都製の紅に劣らぬ玉虫色の紅を完成させました。半右衛門が生み出す美しい玉虫色の輝きは、たちまち江戸で評判になったといいます。この、創業者のもの作りに対する真摯な姿勢と秘伝の製法は、今日に至るまで、伊勢半本店の歴代紅匠(紅職人)によって受け継がれています。

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